漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
30代男性 既婚者
主訴
結婚生活がスタートした時から妻によるパワハラを感じるようになった。
家庭内では妻がルールになり夫の意見などは辛辣な言葉で却下されてしまう。
妻の言葉が日に日に辛辣になり、「普通は○○しない」「普通は○○に気が付く」「○○しないのは普通じゃない」など、夫の考えや行動を「普通ではない」と言うようになりその時期から、妻に過度に気を遣ったり、妻と接するのが怖くなり帰宅困難症になった。
仕事が終わっても残業と嘘をついてカフェで時間を潰したり、早寝早起きを習慣にしていると嘘を言って早い時間に家を出るようになった。
しかし、本当は「自分の心が強くなれば大丈夫」と思う部分もあり、気持ちを強くできるような漢方も服用してみたいと思い天明堂薬局に来店した。
その他の症状
・疲労を強く感じる ・性欲が全くなくなった ・表情が少なくなった気がする
・言葉が出ない、もしくは滑舌が悪くなる時がある
初来店から2週間後
ご本人様から「元気が出てきた」「疲れにくくなった」とのご報告をいただきました。
以前よりも表情も豊かになり、気持ちがほぐれているような印象がありました。
妻の暴言にもさほど緊張しなくなってきたとのことで、なんとなく帰宅困難症が改善していくような気がする、とのことでした。
調子が良いのでさらに1か月分漢方を購入されました。
初来店から1か月半後
帰宅困難症はなくなったと思う、とのこと。
今では帰宅したくない、と言う気持ちはほとんどないが、家でリラックスできるわけではないので帰宅は遅くなってしまう。
妻が怖いという感情は無くなってきた。
性欲が少し戻ってきたような気がする。
初来店から2か月半後
仕事面でも以前よりもやる気や集中力、元気が出てきて業績も良くなっている。
それが自信となり自分自身が強くなった気がする。
暴言を吐く妻がむしろ可哀想に思えてきた。
昔から言葉には「言霊」があると言われるように、攻撃的な言葉はある種の精神的な攻撃力を持っていると考えられます。攻撃的な言葉も立派な外邪です。我々には外邪から体を守る正気がありますが、疲労やストレスで正気が不足すると外邪に負けてしまいます。
今回の男性の件も、疲労やストレスにより正気が不足したことで奥様の攻撃的な言葉が体の奥深くを痛めつけたのだと思います。
秋は寒暖差や気圧の変化が激しく自律神経失調症になりがちです。しっかりと体を守る正気を高めて、外邪に負けない体と心を作ってきましょう。
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